きもちのやさしい人へ
前回のタイプ別診断の記事では以下のお話をしました。
- 人間には【動物的な人間タイプ】と【動物的でない人間タイプ】の2種類に分かれる。
- 2種類のタイプ別の特徴を解説。
わたしは、【動物的でない人間タイプ】の方は『きもちのやさしい人』という感覚を持っています。
今回は、動物的なタイプの方の特徴と比べながら、動物的でない(きもちのやさしい人)の
人生における「問題点と解決方法」を考えてみました。
動物的なでない人間タイプの人生における問題点は?
ズバリ!
「相手のきもちを無意識に感じ取ってしまうこと」
【動物的でない(きもちのやさしい人)】の人生における問題点は「相手のきもちを無意識に感じ取ってしまうこと」これが一番の原因です。この感覚が備わってしまっているために【動物的な人間タイプ】の方と同じのような生き方がしづらくなってしまっているのです。
【動物的人間タイプ】の特徴
【動物的な人間タイプ】の方は、自らの気持ちをとても重視して行動をとります。
自らの欲求を満たすためだけに人生を歩んでいるといっても過言ではないでしょう。
他人への考え方の特徴としては、相手の気持ちは基本的に後回しにするか、あまり考えない傾向にあります。
自らを守り・満たす(自己防衛本能)という感覚が何も疑いなく備わっているため、生命体としては 非常にたくましく生き抜くタイプといえるでしょう。
よって、【動物的でない(きもちのやさしい人)】は、自らを守り・満たす(自己防衛本能)という感覚と同時に相手の気持ちや相手のバックグラウンドを考えてしまうため、動物的な方のように動物本来のあるべき姿である、自らを守り・満たすという感覚が疑いなく処理することができません。
その結果、常に無意識的な感覚で他人に気を使い続けてしまいます。それにより精神的(メンタル)な面では、過度な負担が掛かり過ぎている状態が続くことになってしまいます。ゆえに生命体としては非常に脆弱で苦しい感覚をもって人生を歩んでいくことになります。
精神的な面での過度な負担を例えるならば…
常に他人に気を使い続けている状態/メンタル的に異常な負荷が掛かり過ぎている状態を例えるならば 『歌舞伎のおんながたの演技』をイメージしてみてください。
演者は、女性らしさを強調するために膝や腰を常に曲げた状態で演技を行っています。また、指先を含むあらゆる部位に意識を集中し、繊細な演技を披露しています。
その恰好が長期にわたって続けばどうしたって体に負荷が掛かり過ぎの状態となり、結果としてダメージを引き起こす可能性があります。ある有名なおんながた役者のドキュメント映像で、長い間同じ役柄に取り組むことでの体の負担について言及されていました。
それでも歌舞伎おんながた役者の方のように、周りの人から「美しい」「すばらしい」「楽しみにしています」などと認められ、感謝される存在であればよいのですが…
【動物的でない(きもちのやさしい人)】の多くの方は、その気遣いの行動に対して、周りから感謝をされるどころかほとんどが気づかれもしないというのが現状でしょう。
筆者自身の体験談
自身の体験になりますが、道を歩くさなか他の人とぶつからないように気を配って歩いていたところ 歩くスペースを見つけることができなくなってしまいました。
笑い話に聞こえたでしょうか?
それとも、つらい話に聞こえたでしょうか?
受け取り方は人それぞれだと思います。
筆者自身も、「動物的でないタイプ」の人間です。
わたくしも、相手の気持ちを無意識に感じとってしまう傾向が強い為、良くも悪くも 普通では気が付かれない言動に気が付いてしまいます。
積極的に動物的な人間になればよいのでは?
考え方の一方では、「積極的に動物的な人間になれば?」と考える方もいらしゃると思います。
しかし、個々が成長してきた生活環境や元々の持っている気質の部分が極めて強力な影響を持っている場合が
多く、動物的な人間に変わることは容易なことではない問題のようです。
非常に強い感受性高めの人が意識的に動物的人間タイプの行動とるということは
他人の気持ちを無意識に理解しながらも、自己の欲求を満たすだけの行動を意識的に取り続けるということになります。
もちろん自己保護の観点からは必要なことかもしれませんが、相手の気持ちを理解しながらも、気持ちを鬼にしてその行動を取り続ける(他人の感情を無視し続けること)という行動は、きもちのやさしい人にとっては非常に苦しい感覚になります。
最終的にはそのような努力に対して、逆につらさや虚しさばかりが残る傾向にあるように感じます。
なぜなら、「そこまでして・・・」のような感覚に陥ってしまうからです。
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【動物的な人間】【動物的でない人間】どちらが良い・悪いとしているわけではありません。
何卒誤解のないよう、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
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